収支の見直し

収入を増やす手段として、共働きをするというのはとても良い考えです。働くのは、自分だけというのは大変です。一ヶ月に3万円でも家計にとってはとても助かります。たとえば、奥さんが専業主婦だったとしても、お子さんの手が離れれば、時間に余裕ができます。暇というのはいいものですが、暇すぎるといろいろと面倒なことが起こります。他人のあら探しが始まることもあります。お嫁さんの気に入らないところが目につきやすくなるんですね。旦那さんも家にいる時間が増えますから、つまらないことでケンカになってしまう可能性もあります。奥さんが働きに出ることで、今まで家事を全くやらなかった旦那さんが、お皿洗いをやらなければならなくなるかもしれません。お互いに知らない部分を知ることができて、苦労がわかることでもあるんです。ですから、夫婦で共働きをすることは、収入も得ることができるし、相手を思いやることにもなり、一石二鳥になるんですね。

収入が増えれば、生活も楽になって、ケンカも少なくなるでしょう。仕事先で動かないとうことはないでしょうから、健康維持にも役立ちます。働くことで、話もしますし、毎日それなりの身なりも整えなければなりませんから、とても良い刺激をうけ、ボケ防止にも効果的です。やはり、人間は働いていないと駄目なんですね。働くと言うことは誰かの役に立っていると言うことです。できれば、一生、社会や人の役に立てていれば幸せだと思います。

ライフプランを立ててみたら、支出が多すぎてどうやら老後の生活は危うくなりそうだ、という結論が出ている人はいませんか。実は多くの人が同様の結果になっています。さらに、消費税増税が行われるのはきまっているのに、年金のことについてはあやふやのままです。良くなることは期待できないのが現状です。

お金が足りないというのであれば、収入を増やすしかありません。どのように増やすのか。高収入が狙える仕事に転職するのか。休日や終業後を利用してアルバイトをするのか。今の仕事の延長線上を目指して、収入アップを目指すのか。いろいろな方法が考えられます。無理をしないで、いつまでにいくら貯めればいいのかという計画をしっかり立て、無理の無いようにすることが大切です。

老後の資金は老後に稼げばいいというのも一理あります。老後は、足りない分だけの収入があればいいのですから、カツカツ働く必要はありません。それよりも楽しんで収入を得られる趣味の延長のような仕事をすると楽しそうです。若い頃にやりたくても収入の関係であきらめたことはありませんか。そんなことを思い出しながら、自分には何ができるのかを考えてみるといいしょう。楽しく仕事をして、収入を得ることは本来の仕事の形です。そのために、今できることや準備があれば、さっそく取りかかりましょう。何か必要な資格はあれば、今のうちに取得してしまうのもいいでしょう。

支出を見直す一番の目的は、支出を減らせるものを探すことにあります。しかし、支出は減らせるものばかりではありません。増える支出もあります。

その代表といえば、年をとれば増える医療費です。100歳まで医者にかかったことがないという人もいるかもしれませんが、ごく稀だと思います。もちろん、健康のために、普段から健康管理を行うことはとても大切です。厚生労働省のまとめによると医療費は年齢に比例して増えるようです。かかる医療費も70代からぐんと増えているのがわかります。1年間にかかる医療費の平均は、70台前半で60万円、70台後半で75万円かかっています。90代後半から100歳になると110万円かかっています。年間100万円の医療費がかかるとして、ライフプランを計画すると、いくら貯蓄があればいいのでしょうか。考えただけでも、ヤバイという感じですね。健康がいかに大事な財産かがわかります。

収入が減れば、自然と減るものもあります。それは税金です。税金は、収入の額に比例して計算されますね。ただ、税金の計算方法を知っていないと、税金貧乏に落ちいる可能性がありますので注意が必要です。

税金というのは、前年の収入に対して課税されます。ですから、退職した年はもちろん、翌年も税金の額はあまり変わりません。働いていなくても、以前と変わらない税金を納めることになりますから、計算に入れておきましょう。勤めているときは、給料から天引きされているので、税金を払っているという感覚はあまり持っていない人が多いようです。でも、会社を退職したら、自分で納めにいかなければなりません。ただでさえ、税金の高さに驚くのと同時に、収入がないのに支払うということのダブルパンチを受けることになるのです。ですから、そういうものだということを、心の片隅にでも止めておきましょう。

交際費も、現役時代ほど多くはなくなります。会社を辞めれば、仕事帰りに上司の愚痴をつまみにビールを飲むということもなくなります。参加する意味があるのか疑問に思う、会社関係の歓送迎会もなくなりますね。現役時代は、会社のつきあいという類の会が多数あり、強制参加させられることが多いものです。それに参加しないと、出世に響くとか評価が落ちるなどいう、いろいろと不都合なことが起きる場合もあるようです。でも、退職してしまえば、そういったつきあいはなくなりますから、その分の支出が減ることになります。

この部分は、人によって、大きな差があるところです。現役時代に、交際費の支出を占める割合が大きい人は、大きく支出を減らすことができますが、元々会社が終わったらまっすぐ家に帰るという人は、あまりかわることがない部分でもあります。

見直すというより、特に見直さなくても、自然に支出が減るものもあります。年をとれば食べる量が減りますから、自然と食費は減るでしょう。もちろん、高級食に目覚めてしまい、日々うまいものを食べ歩く趣味ができてしまった、という特別な場合は除きます。ここでいっているのは、食べる量が減ることでの食費の減少です。これは自然にそうなるというもので、量も、内容もお金がかからないようなものを好むようになってきます。

現役時代は家族でドライブもしたかもしれません。年を重ねて、どうも運転に自信がなくなったという人も多いと思います。だけど、車を手放すのは不安だと感じるかもしれません。あまり乗らない車を保有するのにも、維持費がかかります。車検などの整備費や車庫代、保険代、そしてもちろんガソリン代ですね。近い距離は健康のために歩き、必要なときはタクシーを使うという考えもあります。高齢者になると行動範囲や楽しみにも変化がでてきます。自分のライフスタイルを見直し、どちらが自分にあっているのかも踏まえながら見直すのもいいでしょう。

携帯の維持費もバカにできません。あなたは毎月いくら支払っていますか。携帯でしたら、一番安いプランで割引を適用すれば1000円くらいで維持できるはずです。電話はなるべく家の電話を使うようにすれば節約になります。家族とは、家族との通話が無料になるプランに入れば、かえって節約になる可能性もあります。しかし、スマートフォンを持ってしまうと、6000円くらいかかってしまいます。携帯との差額はなんと5000円です。1年で60000円の差がでます。さらに、無料通話は別料金になることから、携帯とスマートフォンの2台持ちということも珍しくないようです。

携帯の頃は、本体がゼロ円で買えるものもありましたが、スマートフォンになってからは、本体代金も数万円かかるようですから、機種変更もよく考えてしたほうがいいですね。最近はiPhoneが人気のようで、スマートフォンとiPhoneの2台持ちという人もいます。ここまでくると、1ヶ月の支払いが1万円を超えますから、趣味の領域を超えてしまいますね。iPhone5はiPhone4やiPhone4Sを上回る人気のようで、持ちたいという気持ちもわかります。しかし、 スマートフォンは暇つぶし程度にしか利用していないのでしたら、本当に必要かどうか考えてみる価値がありそうです。

支出で次に大きいのは生命保険です。これは、見直す価値が大いにあるものです。見直す前に、まず自分と家族の年表を作ってみることをおすすめします。生命保険は、自分にもしものことがあったときに、家族のために入るのが理由だと思います。必要以上の保険に入っていないかチェックしてみる必要があります。たとえば、子供の大学進学時と、それから10年後の夫婦2人だけになったときでは、必要な金額は違ってきます。保険は10年に1度は見直したいものです。

支出で一番大きいのは「住宅ローン」ではないでしょうか。35年ローンというのが一般的です。これを60歳までに完済しようという計画でしたら、25歳でローンを組まなければなりません。そこまで考えて、計画通りに家を購入する人はまれだと思います。たいていは、収入のあてがない年齢までローンを支払うという計画のはずです。40歳で35年ローンを組めば、完済するのは75歳です。実際、75歳までローンを返済し続けるのは無理ですから、繰上げ返済をするのが一般的ですね。いつ、いくら返済すれば、現役中に完済できるのか、計画を立てる必要があります。インターネットで検索をすれば、ローンの返済シュミレーションができますので、利用してみるのもいいでしょう。